2016年11月9日水曜日

『宇宙のはじまり』(多田将)読みました。


小学校の理科の時間。
うろ覚えなので細かなトコは
間違っているかもしれませんが、

「太陽と地球の大きさを
 比較してみよう」的な授業がありました。

ぼくらは、ピンポン球かビー玉か、
それとも工作セットらしきものに
入っていた積み木の中の木製玉
みたいなやつか……ま、そんなのを持って、
校庭に出ましょうと言われました。

「はい、こっちですよ」

などと先生に先導されながら、
グランドのハシの端のほうまで
連れて行かれ、
みんな塀づたいに並ぶように集まった。

そこで先生は
「ではみんな校庭のほうを向いてください。
 向こう側の隅に
 体育用具の倉庫が見えますね。
 あの建物が全部、
 丸い風船の中に入っていると思って、
 その大きさを思い浮かべてください」
と言いました。

「はーい」

「では、地球と太陽の大きさを比べます。
 今君たちが持っている球が、
 地球の大きさだとします。
 すると太陽の大きさは、
 今思い浮かべた体育倉庫を包んじゃう
 風船くらいの大きさになります」

「えー、ウソだ!」

「ウソじゃないですよ。
 それで地球の大きさが
 その球くらいだとしたら、
 太陽までの距離はここから、
 体育倉庫くらいあるんです」

「えー、ウソだ!」

で、この『宇宙のはじまり』。

世の中にある物質は
すべて原子からできていて、
その中身は、中心に原子核があり、
その周りを電子が回っているそうです。

で、原子核が
シャーペンの芯ほどの大きさだとして、
それを体育館の中心に置いたら、
電子は体育館の外側を
まわるくらいの軌道になるそうです。

って、この本に書いてありました。

「えー、スカスカじゃん!」
「ウソじゃないですよ」






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