現在形と過去形の使われ方について、
たしかちょっと前の
『ミスター・メルセデス(上)』の
感想文もどきに書いた気がします。
さすがスティーブン・キングさんだけあって
物語はものすごく面白いんだけど、
訳の日本語が、英語そのまますぎて、
現在形が多く、リズムが合わないって。
なんかカクンカクンしちゃうって。
そのときは、
現在形が多すぎるとは書かなかったかな。
でも、多すぎてたんです。
英語の原作を書いた作家が、
日本語の翻訳をチェックしたくて、
もう一度直訳しなおしてもらい、
それを校正する人がいると
聞いたことがあります。
そのときに
「自分は現在形で書いたのに、
過去形になっているじゃないか」と
ダメ出しする人もいるとか、いないとか。
で、この『書店主フィクリーのものがたり』。
訳者のあとがきで、
現在形・過去形の問題に触れていました。
現在形ばかりだったので、
座りが悪くなってしまったと。
でも、読み直してみて、
それで良かったのだと思ったと。
うん。ぼくもそう感じました。
この本に関しては、これが良かったです。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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