2016年9月14日水曜日

『重力ピエロ』(伊坂幸太郎)読みました。


家の居間にある本棚は、
ぼく専用のものではありません。

カミさんや娘たちが読み終えた本も、
ささっています。

(といっても、
 娘たちは自分らの部屋にも
 本棚があるので、ここに置くことは
 あまりないし、カミさんも
 新しい本に次々と手をつける
 というより、同じ本を
 繰り返して読むスタイルなので
 彼女の本は少ない。
 結局、
 ぼくが仕入れてきた本が
 大半を占めているのですが)

ということで、居間の本棚に、
ぼくが読んだ覚えのない小説が
あったとしても、
まあそれほど不思議じゃない。

特定の作家に興味を持ちだして、
デビュー作から順番に読んでいこうと、
ぼくが徐々にラインナップを
揃えていったとき、

その人の何作目かの著作が、
すでに本棚にささっていることもある。

家族だから
同じ作家の作品を面白いと思うことも
あるでしょうって考えてた。
が、今回は違いました。

それがこの『重力ピエロ』。

本棚の端のほうにあるのは、
前からわかっていたんです。

そのポジションが、
あまりにしっくりな感じだったんで
「これ誰が読んだヤツ?」
と聞くこともなかった。

今思えば聞かなくて良かったです。

だって、ぼくが買ってぼくが読んで、
本棚に置いたものだったんですから。

読み終えた後で、
もぞもぞした既視感的な気持ちがして、
このブログのバックナンバーを
検索してみて、
一度読んだ小説だと気づきました。

あ、作品の魅力がないってわけではないです。
ぼくの記憶力が貧弱なだけです。





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