2016年7月8日金曜日

『人間臨終図巻(中)』(山田風太郎)読みました。


小林一茶さんって
名前は聞いたことあるけど、

俳句の人だってことくらいで
詳しいことは何も知りませんでした。

あえていえば

「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」と
「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」を、

なんとなく覚えていたくらい。
(それもネットで検索して拾ってきた)

でも、すごい人だったんですね!

50代半ばのときの日記に、
こんなこと書いていたそうです。

 8月15日 晴。月見。三交
 8月16日 晴。三交
 8月17日 晴。墓詣。夜三交
 8月18日 晴。夜三交
 8月19日 晴。三交
 8月20日 晴。三交
 8月21日 晴。四交

ホントすっごい!

ぼくは52歳で、
この日記を書いたときの一茶さんと
同じくらいですけど、
この絶倫ぶりはとても真似できません。

ってことが、
この『人間臨終図巻(中)』の
「小林一茶」の項に書いてありました。

「そんな人がいたのか」
ってことを知っただけでも、
この本を読んだ価値ありました。

ちなみに今、
「項」と書こうとしたら
「交」って変換されてしまい、
当分の間「交」変換が
デフォルトになると予想されます。 







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