2016年3月18日金曜日

『千の顔をもつ英雄(下)』(ジョーゼフ・キャンベル)読みました。



この前書いた
鬼平シリーズの最終巻の感想で、

自宅の本棚から
ブックオフへ移動する作品について
紹介しました。

そのときは、
古本屋さんへの
ドナドナ荷馬車に載せない基準を

「もう一度読みたくなる本」
だといってます。

でも実は、
もう一つの基準があるんです。

「読んだけど、
 意味がよくわからなかった本」

これ、よく考えれば
「もう一度読みたい」の
範疇に入るのかもしれません。

だって、
一読しただけじゃ理解できないので、
再読してきちんと
内容を把握しようと思い、
残すのですから。

自分に再読要求の
プレッシャーをかけてる感じです。

ぼくは読んだことないけど、
マルクスさんの『資本論』なんかは、
きっとこの分類に入ると思います。

何が再読要求本になってるか、
あまり覚えていませんが
(今は本棚の近くにいませんし)

ぱっと思い浮かぶのは、
道元さん『正法眼蔵』の現代語訳。
今の言葉にしてもらっているのに、
約1割ほどしか理解できませんでした。

で、この『千の顔をもつ英雄(下)』。

『資本論』や『正法眼蔵』
まではいきませんが、
これも同じ再読要求本の棚に
しまっておこうと思います。



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ジョーゼフ・キャンベル
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