2016年3月9日水曜日

『鬼平犯科帳〈23〉』(池波正太郎)読みました。


あと2、3年したら、
うちの会社は20年続くことになります。

これまでいろんな組織に
(学校とか会社とかお店とか、
 何かの制作集団とか)
足を突っ込んできたぼくですが、

一番長い間所属しているのが、
今の会社です。

それでも、
同じ場所にずっと通い詰める
という意味では、
小学校の6年間が最長。
(会社の所在地は、
 その時々の事情により
 あちらこちらに移転してきたので)

そして、
その最長記録も、
今の場所にあと1年ほど居続ければ、
更新することになります。

……あれ?
書いているうちに
方向がずれてきちゃった。

書こうと思ったのは、
「卒業」についてだったんです…。
ま、いいか。
ということで、閑話休題。

そんなわけで、
ぼくは、学校や職場など
いろんな集団に所属して、
それらの居所を卒業してきました。

んで、
どの組織を離れるときも
「ケンカ別れ」
はせずにきたんです。

学校を卒業するのに
喧嘩はできないかもしれないけど、

「バカヤローこんな会社辞めてやる!」
もしくは
「お前なんかクビだ! 出てけー!」
的な場面は、一度もない。

だからなんでしょうか。
そこを出ていく前の数日間は、
寂しくていたたまれない気持ちで、
何とも身のやり場がありませんでした。

で、この『鬼平犯科帳23』。

1巻から続けて読んできて、
23巻まで来ちゃいました。

どうやら、
次の24巻が最終巻らしいんです。

今、卒業前の数日間のような
気持ちなんです。

次読みたいけど、読みたくない…。


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池波 正太郎
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