2016年1月12日火曜日

『忍びの卍』(山田風太郎)読みました。

意識してジャンルを
より分けているわけじゃないけど、
最近、時代物ばかり続いています。

今読みかけのものを思い出してみても、
次回の感想も、
たぶん時代物になるでしょう。

ほんの4、5年前は、
どちらかというと時代物を
避ける感じがあったのに、
人の好みって変わるモンなんですね。

今、時代物にかたよっている理由の一つは、
池波正太郎さんの『鬼平犯科帳』に
はまっていること。

そのちょっと前は、
笹沢佐保さんの『木枯し紋次郎』が
マイブームでした。

でも、紋次郎シリーズは
絶版になっているのか何なのか、
本屋さんにあまり置いてないんです。

それに比べ、
鬼平はいつ行っても全巻揃ってる。

ぼくが途中の巻を何冊か抜いても、
翌月にはもう補充されてるんです。

この人気の違いって何だろうな。

紋次郎は、
テレビの水戸黄門みたいに
毎回決まったパターンがあって
「かかわりのねえことでござんす」
みたいな決めゼリフがある。

対して鬼平は、
物語の展開は毎回違い、
決めゼリフも見当たらない。

お決まりの型がなく、
いつも違う流れのストーリーほうが、
長く受け入れられるってことでしょうかね。

で、この『忍びの卍』。

山田風太郎さんは、
同じ忍法シリーズでも毎回違います。
すごい!



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