2015年12月9日水曜日

『鬼平犯科帳(15)』(池波正太郎)読みました。


中学高校と部活でバドミントンをやっていて、
当時はまったく感じなかったんですが…

スマッシュって、打つとかなり体力を
消耗するものなんだってことが、
30代を過ぎてからわかるようになりました。

特に最近は、年に1度のOB会でしか
ラケットを持つこともなくなり、
そのときに打つスマッシュの疲労促進度は、
かつて先輩たちのしごきの中でも
最もきつかった
「大回り20周!」と同レベルです。
(約1時間ほど走り続けます)

1度のスマッシュなら、
なんとか勢いで打てます。

でも、それを返されちゃうと、
足はもつれ、手は上がらず、
連続スマッシュなんて夢の夢。

やっとシャトルに追いついて、
ちょこんとネット際に返すぐらいが関の山です。

やったことの無い人に
「スマッシュは疲れるから、
 50歳を超えたおじさんには、
 もう無理ですよ」 って言うと、

「へぇ〜そうなの。
 スマッシュって疲れるんだ。
 ほかの打ち方と一緒だと思っていた」

なんて言われるけど、見た目だけじゃ
判断できないモンなんですよ、これが。

とはいえ、
中学高校の元気一杯のころは、
ぼくもスマッシュだけが特に疲れるとは
感じなかったんですけどね。

スマッシュもロブもドロップショットも、
みんな同じように、
その場に応じて打ち分けられる体力は、
もう戻っては来ないんでしょうね。

で、この『鬼平犯科帳15』。

15巻目にして初めの長編でした。
池波さんは、短編でも長編でも
その場に応じて打ち分けられるんですね。
うらやましい!


鬼平犯科帳〈15〉特別長篇・雲竜剣 (文春文庫)
池波 正太郎
文藝春秋
売り上げランキング: 281,453



**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************