2015年8月26日水曜日

『異世界食堂 1』(犬塚惇平)読みました。

「やめられない、とまらない」
というCMの「かっぱえびせん」。

最近はあまり食べなくなっちゃったんですが
(一番近い記憶は娘をお祭りに連れて行ったとき。
 お神輿と一緒に街を歩いた子どもに、
 お土産として梨やら駄菓子セットやらが配られ、
 食べきれないかっぱえびせんを
 娘からもらったとき。
 娘はもう成人しているから、かれこれ20年近く前か…
 あ、まったく関係無い余談でした。
 思いのほか長くなっちゃった)
ぼくだって子どもの頃は、
その宣伝文句の通り一袋なくなるまで
ぽりぽりもぐもぐを
続けていたことがありました。

んで、
そのとき(ぼくの子ども時代)はなぜか、
家にかっぱえびせんが何袋かあったんです。

一袋なくなっても、
まだ物足りなく感じていた
ハナ垂れガキのぼくは、お袋の目を盗んで、
封の切られていない、えびせん袋を引き寄せ、
音を立てないようにちょびちょびとこじ開けて、
再度ぽりぽりを始めました。

ところが。
ものの5〜6本食べただけで
手がとまっちゃったんです。
その味に飽きちゃったんです。

「やめられない、とまらない」というお菓子にも、
それなりに限界があるようで。
ハナ垂れガキでも。

で、この『異世界食堂1』。

1話1話はそれなりに美味しいです。
ただそれを20話ほど集められると、
とまらないはずのページをめくる手も、
だんだんとだれてくるようです。
10話が、えびせん1袋くらいかな。



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