2015年6月16日火曜日

『ゴーストハント 7 扉を開けて』(小野不由美)読みました。

年をとると涙が出やすくなる
って話はよく聞きます。
ぼくもそう。

ドキュメンタリー番組なんかで、
てんこ盛りの苦労を乗り越えて
「やっとできた!」
みたいな場面を観たとき

もうちょい若い頃だったら、
一緒になって「やったー!」と
笑顔になっていた。

でも、50歳を過ぎた最近だと、
うるうる反応のほうが
先にしゃしゃり出てくる。

例えば、その友だち
(谷山くんとでもしときますか)に、
ぼくの知らない7人の仲間がいて、
それぞれのことを、
彼がぼくに説明していたとします。

谷山くんは、仲間のことがとっても好きで、
なぜ好きなのかをとうとうと語ります。
「松崎ちゃんは、派手派手でオシャレ好き。
 それなのに料理の腕はプロ並み。
 めっちゃリスペクト!」
とか、
「滝川君は、一言でいうと無骨。
 それが男らしい。
 そのかけらでもいいから欲しい」
「原っちはね……」  などなど。

若いとき、そんな話を聞いたら
「はいはい、わかったよ」と、
うんざり顔になっていたと思います。

でも、今だとなぜか、そんな話でも
涙がこぼれてきちゃうんですよね。
なんでだろ。

で、この『ゴーストハント7 扉を開けて』。

なんでだろ。いつの間にか涙が出てました。
ここまで6冊もシリーズで読んできて、
やっと終わるって安心感からかな。


ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS)
小野不由美
メディアファクトリー
売り上げランキング: 38,520




**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************