2014年12月8日月曜日

『みんなの少年探偵団』(万城目学ほか)

つまならいとも、面白いとも思わずに、
ただ漫然とテレビドラマを観ていること
ってありますよね。 よね?  たぶん。

少し離れた場所にあるリモコン取って
チャンネル変えるのも面倒だと、
休日の昼時に食事をしながら、
なぜか映っていた再放送の
2時間サスペンスドラマを、
そのまま眺めているとか、

一日の仕事が終わって
「あぁ、疲れた」なんてぼやきながら、
リビングにごろんと転がって、
誰かが消し忘れたテレビの
時代劇をそのまま観ているとか。

「これを観たい」という意志があって、
映像を目にしているのではないから、
つまらない内容でも気にしない。

というか、
映っている番組のことなんか考えていない。
考えていないけど、
ストーリーは頭の中に流れてくる。

どうしようもなく下らない話が流れてきても、
それはそれで、心地よかったりする。

逆にのめり込んじゃうような
面白い物語だったら、
せっかくのまどろみ的状況が台無しになっちゃう。
そいうシチュエーションに
ぴったりはまるドラマってありますね、よく。

で、この『みんなの少年探偵団』。

短編5作を1冊にまとめている本。
どれも、まどろみ的シチュエーションに
最適のお話でした。


みんなの少年探偵団 (一般書)
万城目 学 湊 かなえ 小路 幸也 向井 湘吾 藤谷 治
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