2014年12月22日月曜日

『明治の「性典」を作った男: 謎の医学者・千葉繁を追う』(赤川学)読みました。

つい先日、高校時代に所属していた
バドミントン部のOB会がありました。

試合の参加者の中ではぼくが最年長。
50歳を過ぎたおっさんが、
若いやつらに足蹴にされながら、
どたどたとコートを走り回っていました。

このOB会は、年に1回。
ぼくがバドミントンをするのも、
ほとんどこのときだけです。

当然、昔のようには動けません。
高校生のときには、
軽いフェイントでネットぎわに落とされた球でも、
ひょひょいとステップを踏んで、
軽く手を伸ばせば返球できた。

でも今じゃ、
足はもつれ、ラケットも出せない。
それがわかっているハズなのに、
追っかけちゃうんです、51歳のぼく。

当然、転がります。
すると、周りから
「ケガするから、無理するのはやめましょう」
と声が掛かる。

だけど、同じ球が来ると、
とれないとわかっているのに、
またまた走ってって転ぶ。
んでまた忠告を受ける。

なんでまぁ、
できないとわかっているのに
追い求めちゃうんですかねぇ。

で、この『明治の「性典」を作った男』。

できないとわかっているわけじゃないけど、
つかまらないとわかっているわけじゃないけど、
謎の医学者、追い求めてます。

自分がそうだからなのかな……
追ってる人、好きです。



明治の「性典」を作った男: 謎の医学者・千葉繁を追う (筑摩選書)
赤川 学
筑摩書房
売り上げランキング: 171,839



**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************