2014年12月1日月曜日

『小夜しぐれ(みをつくし料理帖)』(高田郁)読みました。


ちょっと前に読んだ沢木耕太郎さんの本に、
「旅は人生に似ている」
ってなことが書いてありました。

旅も人生も、はじめのうちは、
知らないことばかりで刺激に満ちているけれど、
長く続けると感動も薄れてくる、みたいな。

それは、旅と人生ばかりじゃなく、
ほかのいろんなものにも通じていそうです。

恋愛なんかはその最たる例じゃないですか。
最初は熱々だったけど、
そのうち冷え冷えになっちゃうとか。
この「熱→冷」でいえば、
温かい食べ物なんかはみんなそうだし。

で、この『小夜しぐれ(みをつくし料理帖)』。

シリーズの5巻目だか6巻目なんです、確か。
1巻目を読んだとき、
泣けて泣けて、鼻水すすりながらページを
めくった覚えがあります。

でも、
これも旅とか人生とか恋愛とか
冷めちゃう食べ物とかのように、
なってしまったんです、ぼくの場合。
まだ続きの巻があるんですが、
読もうかどうしようか検討中です。


小夜しぐれ (みをつくし料理帖)
高田 郁
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