出産の予定がある作家さんが、
先輩からアドバイスを受けてる文章が載ってた
対談記事だかなんだかを読んだ覚えがあります。
例によって誰と誰の話なのか、
また対談の主要テーマがなんかのかとか、
そんなもろもろは、忘れちゃってるんですが、
1つだけ印象に残ってるセリフがあります。
「自分の子どもが生まれると、
面白い作品が書けなくなっちゃうから、
書くなら今のうちだよ」
今までは、主人公が過酷な運命を
何とか乗り越えていく物語だとか、
目を背けたくなるような残酷なシーンだとかを
さんざん書いてきたのに、
子どもができると、
それができなくなっちゃうんだとか。
つくっていくストーリーの中に、
自分の子どもを重ね合わせちゃうんでしょうね。
やっぱ、自分の子どもは可愛いし、
親ってのは、子どもが平穏無事な人生を歩むのを
何をおいても望むものだから。
創作はつくりモノで、実際の生活とは違うんだけれど、
そんなことわかっていながら、
どこかでブレーキがかかっちゃうんでしょう、きっと。
でもしかし、
ブレーキを無視して、ずっとアクセル全開で
いられる作家さんもいるんですよね、これが。
で、この『グリーン・マイル(上)』。
アクセル全開でした。
グリーン・マイル 上 (小学館文庫)
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スティーヴン キング
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