小学校でも中学校でも高校でも
いつでもいいんですが、
その学校時代の卒業アルバムを見て、
「こいつと一度も話したことない」
って気がするクラスメイトが一人や二人はいます。
集合写真に載っている名前と写真を見比べれば、
確かに同じ教室で同じ時間を過ごしたヤツだ
ってことは思い出します。
でも、
そいつと口をきいた記憶はまったく出てこない。
教室の中のどの辺の席に座っていたかとか、
ぼくと同じで鉄棒の逆上がりができなかったよな、
ってことなら思い出せる。
だから、そいつ自身を忘れてるわけじゃないない。
ってことは本当に
話をしたことがなかった人たちなんでしょう。
(あっ、ちなみに、これは男子限定のお話です。
女子とはほとんど会話した覚えはなく、
逆に話をした人の数が一人や二人って感じでした。
女の子と話をするなんて大それたこと、
びびりのぼくにはできなかったんです)
確かに一緒に過ごしたのに、
単に自分の近くを通り過ぎていっちゃった人たち。
特段の印象も残さずに、でもいたことはいた。
まあ、だからどうだってことはないんですけどね。
で、この『「超常現象」を本気で科学する』。
卒業アルバムを見て「一度も話したことない」と
気づいたクラスメイトの印象。
それと同じような雰囲気の読後感でした……なんのこっちゃ。
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