どの本を買うかの判断基準の一つに、
表紙のイメージがあるってよく聞きます。
いわゆる「ジャケ買い」。
出版社の人とかと話すると、
このジャケ買いの比率って、
結構な割合を占めているらしいんです。
中身は、つくった本人さえも満足していないような、
けっこうずたずたの内容なのに、
「表紙が良かったから、
すっごく売れちゃった、てへっ」
なんてセリフを聞いたりします。
でも、どいうわけだか、ぼくは今まで一度も
「ジャケ買い」をしたことがないんです。
というか表紙を見ないで、
棚から抜いたまま買っちゃうことも多い。
んで、それとは逆に、
表紙を見たから、買わなかったってことは、
ままあります。「ジャケ不買」とでもいいますか。
書評とかで興味を引かれて、
買おうかなと本屋さんに行って表紙を見たら、
なんかおどろおどろしい感じで、
読むのが怖くなってやめちゃった本。
中身読んでから判断しないといけないのに、
もったいないですよね。
で、この『深夜特急1 香港・マカオ』。
あちこちで何度もイイネって評価を見かけていたので、
ずっと買おうとしていたんです。
でも、その度に表紙を見て、
なんか怖くなって買わずにいました。何年も。
それが今回やっと書店のレジまで運ぶことができた。
(棚から抜いたまま運んだかでしょう、きっと)
で、で、やっぱイイ本でした。
今まで手を出さなかったのが悔やまれます。
続編はためらわずに即買いしよっと。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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