雪のゲレンデを滑り降りたいと思ったとき、
波乗りで使うサーフボードをかついで行っても、
役には立たないでしょう。
雪の上の滑走用にはつくられていないもんね。
そんときゃ、スノーボード。
お腹が空いたとき、
絵に描いた餅をいくら眺めても、
満腹にはなりません。
いくら食べ物を描いた絵だって、
それは食べるためにつくられたんじゃないもんね。
そんときゃ、本物のモチ。
何かを期待して、
望み通りの結果を得たいと思ったら、
それに適したモノを選ばなくてはなりません。
面白い物語を読みたいなと思ったら、
物語とか小説とかを選ぶべきで、
同じ本だからといって、辞書とか受験用参考書とか
パソコンの操作解説本なんかを開いても駄目なんです。
で、この『熔ける』。
何を間違ったのか、ぼくは、
この本を読む前に、面白い物語を期待してました。
……あらら、そうじゃなかったんですね。
別のモノを期待すればよかったな。
上手な言い訳の仕方とか。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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