世の中を動かすツールとして「おカネ」って
かなりイイ線いってると思うけど、
完璧じゃないですよね。
というか、
イイ面をみないで欠点だけみると、
「こんなモン、世の中に存在しないほうが
人は幸せに暮らせるんじゃないの」と思えちゃう。
例えばおカネは、
モノの交換を簡単にするためのツールなのに、
モノの価値を公平に表せないことがあったりする。
宝くじで当たった100万円と、
何日も徹夜してやっと納品した仕事の
報酬としてもらえる100万円が、
同じ価値だとは思えないっしょ。
けど、世の中的には100万円は100万円で同じ価値。
人に喜んでもらった見返りでもらえるおカネがあって、
それとは逆に、
人を悲しませて手に入れるおカネもある(そんなことが
できちゃうっていう欠点がある時点で、
普通なら不採用でしょ)。
きちんとした価値が表現できるような
おカネに代わる道具ってできないかしら。
そんな道具を、結構前から考えているんですけど、
思い浮かばないんですよね。
で、この『ジェノサイド(下)』。
再読で2回目です。
今回は、文庫版を購入して読みました(上下とも)。
んで最初の1回目は、単行本を購入して読みました。
つまり合計1890円+630円+672円=3192円。
でも面白さの価値には追いつかないな。
ちゃんとした価値が示せるツールで
世の中動いていかないかしら。
ジェノサイド 下 (角川文庫)
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高野 和明
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当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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