食べやすい大きさに切って盛りつけただけとか、
塩こしょうして焼いただけとか、
そんなんでも
抜群においしい料理ってありますよね。
つくったコックさんに言わせれば
「素材の良さを生かすため、
なるべく手を加えない」ってなるんでしょうか。
逆に、
値段からしたら
絶品の高級素材を使っているはずで、
てまひまもずいぶんと
かかっているように見えるのに、
「いまいちだなぁ」と思っちゃう料理もある。
料理の評論家さんに言わせれば、
「この調理法では、素材の良さを
引き出せない」とでもなるのでしょうか。
単純な味覚しか持ち合わせていないぼくとしては、
素材がおいしいのであれば、そのままがいい。
もし、てまひまかけていろんな細工をして、
素材のおいしさを変えちゃうのだったら、
いっそのこと、
まるっきり違った味にしてくれたほうが、いいかな。
で、この『藝人春秋』。
有名人さんたちのエピソードてんこ盛り。
そのエピソード(素材)は、とってもおいしいです。
でも、欲をいえば、
ひねりを加えた文章とかで調理せずに、
素材のまま味わいたかったです。
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら。
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