2013年12月17日火曜日

『藝人春秋』(水道橋博士)読みました。

食べやすい大きさに切って盛りつけただけとか、
塩こしょうして焼いただけとか、
そんなんでも
抜群においしい料理ってありますよね。

つくったコックさんに言わせれば
「素材の良さを生かすため、
 なるべく手を加えない」ってなるんでしょうか。

逆に、
値段からしたら
絶品の高級素材を使っているはずで、
てまひまもずいぶんと
かかっているように見えるのに、
「いまいちだなぁ」と思っちゃう料理もある。

料理の評論家さんに言わせれば、
「この調理法では、素材の良さを
 引き出せない」とでもなるのでしょうか。

単純な味覚しか持ち合わせていないぼくとしては、
素材がおいしいのであれば、そのままがいい。
もし、てまひまかけていろんな細工をして、
素材のおいしさを変えちゃうのだったら、
いっそのこと、
まるっきり違った味にしてくれたほうが、いいかな。

で、この『藝人春秋』。

有名人さんたちのエピソードてんこ盛り。
そのエピソード(素材)は、とってもおいしいです。
でも、欲をいえば、
ひねりを加えた文章とかで調理せずに、
素材のまま味わいたかったです。


藝人春秋
藝人春秋
posted with amazlet at 13.12.17
水道橋博士
文藝春秋
売り上げランキング: 7,180


**********************
当ブログ執筆担当・きくちが書いた本はこちら
**********************