2013年11月11日月曜日

『ダブル・イニシャル』(新津きよみ)読みました。

名画座でやってた
トークイベントだったと思うんですが、
(上映作品も、誰が話していたのかも忘れてます)
原作をアレンジした脚本家の人が
登壇してこんなこと言ってました。

──大ヒットした小説を脚本にしてほしい
という依頼を受けて、その原作を読んでみたら、
まったく面白くなかった。
仕方ないので、
人物の名前とか、大まかな設定だけ残して、
まるごと話を作り替えた。
なんとか形になり、
それなりに評価されるストーリーになったけれど、
これは、瓢箪から駒みたいな感じで、
自分でもびっくりしている──

どの原作で何の映画かも忘れてるけど、
その脚本家さんの話を聞いた後、
原作の小説を読んだのは覚えています。

そして映画の面白さと、
小説のつたなさとの落差に驚いて、
「これでも同じタイトルの作品なんだ」
と感心したことだけ、印象に残っています。

で、この『ダブル・イニシャル』。

誰だか忘れたけど、
あの脚本家さんにアレンジしてもらったら、
きっと面白い物語になると思います。

ちなみに、この本を読んだきっかけは、
ダブル・イニシャル(意味は検索してください)は、
幸せになれるっていう噂を思い出し、
その真意がわかるかなと思ったから。
でも、ここでは逆の意味で
使われているようでした。がくっ。


ダブル・イニシャル (角川文庫)
新津 きよみ
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