2013年11月6日水曜日

『夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』(カズオ・イシグロ)読みました。

このブログでも何度も紹介していますが、
ぼくは会社にランニングで通っています。
でも、
もうそろそろ3年近くになろうかっていうのに、
ゴールにたどり着くのがやっと。
いつまでたっても、へろへろ走りを抜け出せません。

とはいえ!
1年に1回か2回は、
「わっ、今日は、へろへろじゃない!」
って思える日があります。

あとになって、
そんな日のことを、よくよく検証してみると、
それなりの理由があるのがわかりました。

風でした。

アゲンスト……じゃなかった、
フォローの風って言うんでしょうか。
背中を押してくれる追い風が吹いていたんです。

自分の力じゃあないにしても、
いつもよりすいすい走れるのは、
気持ちが良くて、そんな日は、
鼻歌交じりに走っちゃったりしてます。
毎日、あの感じで走れたらいいんだけどな。

で、この『夜想曲集』。

読んでる途中、活字を追っていく目の動きを
スムーズにしてくれるような追い風が
ずっと吹いていました。
でも、強い風じゃないんですよ、微風。
気持ちいい本でした。


夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
早川書房
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