2013年10月17日木曜日

『君たちに明日はない』(垣根涼介)読みました。

5段階評価の3だったか、
10段階評価の5だったのか、
どっちかあやふやになってしまったんですが、
ぼくの高校時代の成績は
3年間を通してずっと真ん中でした。
(最近、高校の同窓会があったので、
 それに引きずられて、高校ネタが続いてます)

いくら思い出しても、
高校生のとき真剣に勉強した覚えはないのに、
なぜか、赤点はなく、可もなく不可もない成績。

たぶん、
いつもは真面目に通信簿をつける先生方が、
たまたま気がゆるんで
「ああ面倒くさ。
 もういいや、3にしとけば問題ないだろ」
と、なっちゃうタイミングが
重なったんだと思います。
とはいえ、
どの教科もすべて真ん中以外なかったのは、
それなりの珍記録だと思うんですけどね。

そしてこんなぼくは、
きっと先生方の記憶から
真っ先に外れていく存在でしょう。
赤点ばかりの問題児は
忘れたくても忘れられないだろうし、
成績優秀の自慢の生徒なら、
いつまでも自慢していたいだろうから。

で、この『君たちに明日はない』。

「金返せ!」と言いたくなるほど悪くはなく、
「大好き!」とほおずりするような作品とも言えない。
はい、ぼくの高校時代の成績みたいだなと、
へんなことを思い出させてくれた本でした。


君たちに明日はない (新潮文庫)
垣根 涼介
新潮社
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