なんだか胃のあたりがしくしくした感じになって、
ふぅーって小さいためいきを
つきたくなるようなときって、ありますよね。
人恋しいっていうか、もの哀しいっていうか。
季節外れだけど、夏が終わりそうで
「あれ、もう秋かな」なんて思ったときとか、
映画やテレビで、べただけど
純粋に恋愛するカップルの姿を観て
感情移入したときとか、
学校帰りに友だちと別れるとき、
どうせ明日も会えるのに、
妙にさびしい気分になっちゃったときとか。
(学校帰りってのが、おじさんになっている
ぼくの年齢にはそぐわないけど。
でも今現在だと友だちと別れるときは、
たいてい酔っ払っているので、
しくしくは感じないんです)。
で、この『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』。
1箇所だけなんですけど、
しくしくを感じちゃいました。
そのしくしく部分は、とってもよかったです。
ってことで、次回作に期待かな。
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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村上 春樹
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