2013年6月21日金曜日

『ローマ人の物語(2)ローマは一日にして成らず(下)』(塩野七生)読みました。

本屋さんで、
その本を買おうと目星を付けていたのに、
「あっ、京極さんの新刊が出てるじゃん!」
と平積みの棚に心を奪われ、
すっかり最初の目星本を忘れちゃったり、

「今日はその本だけを買うんだ」
と本屋に行きかけたところで、
急に携帯で呼び出され、
結局本屋さんに行けなかったり、

そんなこんなしているうちに、
なんでその本を読みたいと思ったのかすっかり忘れ、
それでも、書評とかで見かけるたびに、
「今度、読も」って思い出す。

それが、この『ローマ人の物語』シリーズなのでした。

そして今回、シリーズ2冊目を読んで、
「なんで読みたかったのか」を思い出しました。
昔、中堅企業の社長さんたちを
続けざまにインタビューしたことがあったんですが、
そのお偉方が口を揃えて
「良い本」だと言っていたからなんです。

読みながら、ぼくは、
ところどころで「ふむふむ」ってつぶやいてました。
この本、経営というか組織というか、
集団をどうやったらうまく動かせるかのお手本が満載なんです。
数千年前のお話なんですけどね。

で、ぼくは、集団を上手に動かそうなんて
大それたことはしたくないので、
とりあえず今はこの2巻目で
打ち止めにしときます(シリーズはたしか数十巻…)。
でも、つまらなくないんですよ、
面白いんですよ、この本。


ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
売り上げランキング: 11,254