難しい内容を、
みんなにわかってもらえるように書くには、
どうすればいいか。
いつも頭をかかえて悩んでいます。
悩んだ末にぼくがよく使うのは、たとえ話。
前に仕事で書いた原稿でこんなのがありました。
地球は太陽の周りをほぼ正円の軌道で回っていると聞き、
地球と太陽の距離がいつも同じだったら、
なんで四季があるんだと思い、その仕組みを書いたものです。
「太陽に見立てたボールの両側に
2つの世界地図を置いたとしよう。
地図はボールを挟んで向かい合わせで、
いずれも地面と垂直に立てる。
ここで2つの世界地図を
平行のまま右方向に少し倒してみる。
すると、右側の地図は太陽であるボールから少し離れ、
左側の地図は太陽に少し近づく。
大雑把にいえば、
右側の離れた状態が冬、近づいた状態が夏。
その中間が春と秋」
そんなにうまい例じゃあないけど、
なんとなくのイメージは
思い浮かべられるかなって思います。
たとえですね、たとえの話。
で、この『統計学が最強の学問である』。
うまいです、たとえ。ぼくのたとえなんかより全然うまい。
統計の「と」の字も習ったことのないぼくでも、
内容はちゃんと理解できました。