2013年5月20日月曜日

『統計学が最強の学問である』(西内啓)読みました。


難しい内容を、
みんなにわかってもらえるように書くには、
どうすればいいか。
いつも頭をかかえて悩んでいます。

悩んだ末にぼくがよく使うのは、たとえ話。
前に仕事で書いた原稿でこんなのがありました。
地球は太陽の周りをほぼ正円の軌道で回っていると聞き、
地球と太陽の距離がいつも同じだったら、
なんで四季があるんだと思い、その仕組みを書いたものです。

「太陽に見立てたボールの両側に
 2つの世界地図を置いたとしよう。
 地図はボールを挟んで向かい合わせで、
 いずれも地面と垂直に立てる。
 
 ここで2つの世界地図を
 平行のまま右方向に少し倒してみる。
 すると、右側の地図は太陽であるボールから少し離れ、
 左側の地図は太陽に少し近づく。
 大雑把にいえば、
 右側の離れた状態が冬、近づいた状態が夏。
 その中間が春と秋」

そんなにうまい例じゃあないけど、
なんとなくのイメージは
思い浮かべられるかなって思います。
たとえですね、たとえの話。

で、この『統計学が最強の学問である』。

うまいです、たとえ。ぼくのたとえなんかより全然うまい。
統計の「と」の字も習ったことのないぼくでも、
内容はちゃんと理解できました。


統計学が最強の学問である
西内 啓
ダイヤモンド社
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