2013年5月13日月曜日

『からだの中の外界 腸のふしぎ』(上野川修一)読みました。


小学生の頃から、モジモジ君だったぼくは、
周りの大人、とくに先生から
よくこんなことを言われました。

「言葉尻をごにょごにょ言うのは止めて、
 はっきり言いなさい!
 “ぼくはきのうとても…ごにょごにょごにょ”
 じゃあ何を言っているのかわかりません!」

おじさんになった今も、
モジモジ度はそれほど変わっておらず、
よく人から「えっ、何?」と聞き返されるので、
そんなときは、
小学生のときにちゃんと先生の言うことを
聞いておけば良かったなって反省します。

でも、本はちと事情が異なるようです。
たいていの本は、
語尾にあたる後半部分がごにょごにょと
つまらない内容になっても、
始まりの部分に勢いがあれば、
そこそこ売れるんだって話を聞いたことがあります。

アマゾンでも中身を読めるのは始めの部分だし、
本屋さんでも最初の数ページで判断して
買う買わないを決めるからなんでしょうね。

で、この『からだの中の外界 腸の不思議』。

そこそこ売れる本なんだと思います。
最後の数十ページにくるまでは、
結構な勢いを感じましたから。
最後でごにょごにょしてるなって感じなければ、
よかったんだけどなぁ。
ぼくもこれから、ごにょごにょしないように気をつけるので。

からだの中の外界 腸のふしぎ (ブルーバックス)
上野川 修一
講談社
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