2013年3月5日火曜日

『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』(島田裕巳)読みました。


3年ほど前の親父の葬儀のときは、
なんだかんだで、4つの宗派がかかわりました。
贅沢な親父です。

まずは、浄土真宗。
葬式のことも、宗派のことも
よくわからないぼくら家族は、
葬儀屋さんにすべてお任せ。
すると葬儀屋さんは、
「では一般的な浄土真宗でいいですね」。

次は、真言宗。
いったん会社に戻った葬儀屋さんからの電話
「浄土真宗のお坊さんが
 どうしても都合が合わないので、
 真言宗でいいですか?」。
言うなりのぼくら家族は「はい、いいです」。
結局、葬儀は真言宗のお坊さんが仕切ってくださいました。

3番目は、曹洞宗。
位牌をつくってくれた仏具屋さんが懇意にしているお坊さん。
そのお坊さんの宗派が曹洞宗でした。
位牌に書いてある戒名は、そのお坊さんがつけてくれました。
その後の法要なんかは、
いつもこのお坊さんがお経を読んでくださいます。

4番目は、なんとか会とかいう日蓮さん系の宗派。
だいぶ日がたってから、お袋が、
なぜかそこでも戒名をつけてくれたといって、
ありがたい名前の記された帳面を見せてくれました。
生きてる人でもペンネームと本名を
使い分けている例があるんだから、
2つあってもいいんだろうな、きっと。
やっぱり親父は特別なんです。

で、この『浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか』。

タイトルを『日本仏教の各宗派 歴史と特徴』に変えると
内容と題名が一致すると思いました。


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