2012年8月17日金曜日

『看護に活かすスピリチュアルケアの手引き』(田村恵子ほか編)読みました。


もともと考え方のみみっちいぼくは、
誰かに何かをしてあげるとき、
心のどっかで見返りを期待しているんです。

はっきりしたモノでお返しをくれなくても、
この人助けてあげれば
「なんて、カッコいい人なの」
とかって思ってくれるかも、
などを期待してる。

とはいえ!
そんなぼくでも、まったく見返りを期待しないで、
ほかの人の面倒をみてあげたことがあります。

それは、子どもが小さかったとき。
オムツを替えたり、ミルク飲ませたり、寝かしつけたり。
親なんだから当たり前ですけどね。

で、この『看護に活かすスピリチュアルケアの手引き』。

小説でもなく、一般の人が読む実用書とか
ビジネス書とかでもなく、
いわゆる専門書なんですが、が、が、
読んでて涙が出てきちゃうほど(ぼくだけかもしれないけど)、
いい本です。

医療に携わる人たちって、
ぼくが子どもの面倒をみたときのように、
何も見返りを求めないで、
ひたすら、患者さんの苦痛を和らげたいとか、
助けたいとか、思ってるんでしょうね。
この本でそれがよくわかります。

看護に活かすスピリチュアルケアの手引き