2012年7月20日金曜日

『月の影 影の海(上) 十二国記』(小野不由美)読みました。


最近はあまり読まなくなったんですが
『キャリー』とか『スタンド・バイ・ミー』なんかを書いた
スティーブン・キングさんの作品が好きで、
ちょっと前までは新刊が出るたびに買ってました。

その頃のこと。
スティーブン・キングさんの
『呪われた町』という作品に影響を受けて、
日本の作家が書いた面白い本があることを知ったんです。
『呪われた町』へのオマージュとしてつくられた
小野不由美さんの『屍鬼』。
これ、全5巻もある長い小説なんですが、
それがとっても面白い。

さすが、やっぱキングさんを真似て書けば、
誰でもすごい話が書けるんだと感心したものです。

といっても、
この『屍鬼』を読んだとき、
ぼくはまだ本家の『呪われた町』は未読でした。
そこで急いで本屋さんに駆け込み、
元ネタともいえるキング作品を仕入れたんです。
んで、読んでみると……面白いことは面白い。

なんですが……
「これなら、もっと面白い本があるよ」
ってことに気づいちゃった。
それが『屍鬼』です。
元ネタを完全に超えちゃってるって思ったんです。

で、この『月の影 影の海(上) 十二国記』。

『屍鬼』と同じように長く続く
シリーズ物の最初の1冊。
ずいぶん前から話題になっていて、
なにを今さらって感じですが、読み始めちゃいました。

ほんで、なんとなんと、
『屍鬼』と同じように、かなり、いいんですね。これが。
紋次郎に続く、マイブーム到来です。

月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)
小野 不由美
新潮社 (2012-06-27)
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