2012年6月15日金曜日

『ご冗談でしょう、ファインマンさん<上>』(リチャード P. ファインマン)読みました。


ブログとかツイッターとかを書くようになってから、
いつしかぼくは、
自分のできるだけアホな部分をしたためて、
読んでる人にクスッとでも笑ってもらえたらいいなって
思うようになりました。
なんでそんなことしたいのか、
自分でもわからないんですけどね。

でもそれだと、
ぼくの文章だけを読んでいて
実際のぼくを知らない人は、
アホ以外なんの取り柄もない人間だと
思っちゃうかもしれません(9割がた当たってます)。

なので、
本当はもっと高尚な言動もしているんだぞ
ってことを書けばいいのですが、
それがなかなかできない。
というか、
やっぱり高尚な言動は、実際のところやってない。
それなら、ウソでもいいから書いちゃえば、
という意見もありますが、
知的想像力が乏しいぼくには、
ウソを書いてホントのことのように
読ませる自信もないんです。
つまりは、アホを書き続けるしかないってことでしょう。

で、この『ご冗談でしょう、ファインマンさん(上)』。

ぼくと同じように人にクスッと笑ってもらえるような、
自分自身のおちゃらけ言動をあけすけに書いています。
でも、ぜんぜんアホじゃあありません。
読んでるだけで、ものすごい天才オーラが
ずんずん伝わってきます。
ぼくも同じことやっているつもりなのに、
なぜにこんなにも違うのか。
やはり人間ってのは、
平等につくられてはいないんでしょうね。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
リチャード P. ファインマン
岩波書店
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