2012年3月26日月曜日

『贈与論』(マルセル・モース)読みました。

昔(→P.103)みたいな参照ページの印を、
やたらめったら挿入して
本をつくったことがあります。
それをやると、
確認作業なんかがとても大変になり、
何日も徹夜したことを覚えています。

できあがったときには、
担当の編集さんと一緒に
「すごい本ができた!
こんな立体的な本は今までないぞ!」なんて、
内輪ウケしてました。

でも、しばらくたってから、
その本を読み返してみると、なんかウザったいんです。
ページをあちこちめくって、読み進めなきゃならない。
だから、
今までどこを読んでいたのかわからなくなるんです。
なんだか、ありがた迷惑って感じでした。

んで、この『贈与論』。

ページの分量でいうと、
半分が本文、半分が「注」でした。
「注」まできちんと読んでいたら、
昔ぼくがつくった本のように
ページを何度も何度もめくり直さないといけません。

……なので、ぼくはこの本の約300ページのうち、
本文の150ページほどしか読んでないんです。
内容に関する感想は、
「注」まできちんと読み通したときにします。
いつになるかわかりませんが……。

贈与論 (ちくま学芸文庫)
マルセル モース
筑摩書房
売り上げランキング: 17822