2011年11月9日水曜日

『サンクチュアリ』(フォークナー)読みました。

会社で一緒に働いている仲間のカンちゃんは、
とんでもなく映画好きです。
おそらく一年間で観る映画の本数は、
一年間の日数と同じくらになると思われます。

そのカンちゃんが、いつも言っているのは
「映画はエンターテインメントじゃないとダメ。
芸術とかいって、すました作品は、本当につまらない。
だって、ゴダールだって、フェリーニだって、
あれエンターテインメントでしょ」。

うん、そうです。映画って娯楽なんです。

んで、ぼくも、小説をカンちゃんと同じように考えています。
小説って、やっぱ楽しませてくれないとヤです。
それどころか小説だけじゃなくて、
本は全部エンターテインメントじゃないと
いけないんじゃないかなって思ってます。

おっと!
よく考えてみたら、
エンターテインメントがどうのこうのって、
この『サンクチュアリ』とは関係ない話でした。
でもここまで書いちゃったから、とりあえずこじつけます。

たぶん、この『サンクチュアリ』は、
カンちゃんがゴダールをエンターテインメントと呼ぶように、
読む人が読むときちんと娯楽になっているんだと思います。

でも……ぼくには、そう思えなかった。
たぶん修業が足りないんです。

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