2011年9月22日木曜日

きれいな本

『ラブオールプレー』(小瀬木麻美)読みました。


すっごい美人の女性とか美男子とか、
きれいすぎる人って、
どこか世間の人から敬遠されているように思えます。

(ぼくはその美形属に含まれてはいません。
それゆえのコンプレックスが多少ありますが……)

知り合いには、
結婚願望を抱いている美女美男が結構いるし、
最近はやりの大勢の人気グループに
すっごい美人っていない気がするし……。

──ということで、きれいすぎずに、
どっかしら汚さとか、ワルっぽさとか、人間臭ささとか、
もろさ、弱さなんかが適度にまじっていないと、
しっくりこないんですね。

これは、容姿だけの問題じゃありません。
だってこれ、本の感想を書いているトコですから。
きれいすぎちゃうとダメよってのは、
本の内容にも通じなきゃいけないんです。

なにせ本の感想を書いているトコですから。

で、この『ラブオールプレー』。きれいすぎです。

でも、中学高校と6年間、
バドミントンに青春を捧げてきたぼくは、
泣いちゃいました。

この本、きれいでした。


ラブオールプレー (ポプラ文庫ピュアフル)
小瀬木 麻美
ポプラ社 (2011-05-07)
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