すっごい美人の女性とか美男子とか、
きれいすぎる人って、
どこか世間の人から敬遠されているように思えます。
(ぼくはその美形属に含まれてはいません。
それゆえのコンプレックスが多少ありますが……)
知り合いには、
結婚願望を抱いている美女美男が結構いるし、
最近はやりの大勢の人気グループに
すっごい美人っていない気がするし……。
──ということで、きれいすぎずに、
どっかしら汚さとか、ワルっぽさとか、人間臭ささとか、
もろさ、弱さなんかが適度にまじっていないと、
しっくりこないんですね。
これは、容姿だけの問題じゃありません。
だってこれ、本の感想を書いているトコですから。
きれいすぎちゃうとダメよってのは、
本の内容にも通じなきゃいけないんです。
なにせ本の感想を書いているトコですから。
で、この『ラブオールプレー』。きれいすぎです。
でも、中学高校と6年間、
バドミントンに青春を捧げてきたぼくは、
泣いちゃいました。
この本、きれいでした。
ラブオールプレー (ポプラ文庫ピュアフル)
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小瀬木 麻美
ポプラ社 (2011-05-07)
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