「大体の内容はこういうことです」と
概要を教えてくれる、いうなれば旧約聖書入門。
この本によると、
本家本元の旧約聖書って、実はとても難解で、
きちんと読みこなすには、
結構骨が折れるものなんだそうです(ぼくは未読)。
んで、そんな難しい本の大枠を、
いとも簡単に、しかも楽しく、理解させてくれました。
阿刀田高さんの本って初めて読んだんだけど、すごいです。
すすすって頭に入っちゃいます。
専門家じゃない人が
一つひとつ勉強しながら、書いているってのがいい。
まったくの素人が、どこら辺で
つまずくかのポイントがわかっている、
というか自分でつまずいたポイントを覚えていて、
そこをやさしい言葉にしてくれている。
ホントの専門家になっちゃうと、
素人時代につまずいたポイントなんて忘れちゃいますから。
やっぱり入門書みたいな本って、素人が書かないとダメだな…。
と、思ったところで、なんだか既視感。
「もしかしたら前にも同じこと書いたよな」って気がして、
過去のブログを探してみたら……
やっぱ、ありました。
しかも!
今と同じ去年の7月に書いた
『寝ながら学べる構造主義』の感想。
丸1年たっても、まったく進歩してないんですね、ぼく。
やっぱ、手っ取り早い入門書じゃなく、
本家本元のほうで、
人生を勉強し直さなくちゃダメかな……。