2011年1月29日土曜日

打算もあって下巻まで

『文明崩壊(下)』(ジャレド・ダイアモンド)読みました。

そういえば、
去年も年の初めに上下巻物のぶ厚い本を読んだのでした。

でもそのときは、
へーへーいいながら上巻を読み終えたのは良かったのですが、
もう体力限界って思ってしまい、
すぐに下巻には移らず、
気楽に読める楽しい小説に手を出してしまいました。

そうなると、もう下巻には触れる気にならず、
結局もういいやと、上下巻を揃えてブックオフ送りに。
そんな苦い経験があるにもかかわらず、今年も年初に分厚い上下巻物。

学習能力の足りないぼくです。

でも、今回は読みました。
目を通さずにブックオフ送りにするのは、
貧乏性のぼくには耐えられなかった。
それと、あわよくば、
この本に書かれているネタで仕事の原稿をつくろうかな
という打算的な考えもあったからです。

で、勉強になりました。

日本は世界の中でも有数の森林面積の比率が
高い国なんだそうで、それを教えてくれた。
それだけだったら自分の無知さを
知らしめてくれたってくらいでしょうが、
森林たくさんの理由まで、この本は教えてくれました。

(実はその理由が仕事の原稿のネタにしようと思ったトコ。
上巻だけ読めばネタは入手できると思ったんですが、
書かれているのは下巻だったので、
最後まで読まなきゃいけなかったんです)

日本が森林いっぱいの理由。
それは、徳川幕府が森林保護の政策をとったからでした。

そのころから「自然破壊はいかんのよ」と考える人たちがいて、
なんとか守りましょうと
葵の紋を振りかざしながら「控えおろォー」とかいって、
木を切り倒す人を止めたり、
苗木を植えたりして森を保護したんだな、きっと。
で、今はどうなの、みんなエコしてる?
……そんな流れの仕事の原稿をつくろうかな。


文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (下)
ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一

草思社 2005-12-21
売り上げランキング : 17638

Amazonで詳しく見る
by G-Tools