2011年1月17日月曜日

ぼくの自己紹介

『文明崩壊(上)』(ジャレド・ダイアモンド)読みました。

今は、病気になると病院に行って医者に診てもらい、
症状についていろんなうんちくをもらって、
薬をもらいますよね。
それでちょっと安心して、病気が良くなっていく。

でも、そんなお医者さんのいない時代には、
村の呪術師みたいな人のところに行くか、
家に来てもらって、加持祈祷してもらって、
ちょっと安心して、病気が良くなっていく。

これって、どこの誰に診てもらうかの違いだけであって、
結局、同じじゃないのかな、なんて昔から思ってました。

今の人が現代の医療を信じているのと同じように
昔の人も昔からの加持祈祷術を信じていたんでしょうからね。


で、この『文明崩壊(上)』。

マヤとかイースター島とか
今では無くなってしまった文明のことをたくさん紹介しています。

人間による環境破壊が、
文明崩壊の大きな原因なっていることをテーマにしてるようです。
今はやりのエコ分野の問題提起ですね。

この本を読んだのは、
仕事で環境問題の媒体をつくっている関係上、
勉強しておいたほうがいいかなって思ったから。

でも、この本を読んで、気づかされた点は、
さっきいった、人が信じているモノのモロさというか、
やぼったさというか、嘘っぱちさというか……でした。

どの時代も、人間はやっぱり、本当に本当のことなんて、
見つけられないんだなって。

そう、この「人間はずっと昔から今の今まで、
本当のことなど何も見つちゃいない」ってことは、
この本のテーマでもなんでもありません。

作者がいいたいこととはてんで関係ないところに興味を
引かれちゃうって妙なくせがある。
そんなぼくの自己紹介でした。

文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの (上)
ジャレド・ダイアモンド 楡井 浩一

草思社 2005-12-21
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