(アンドリュー・ロス・ソーキン)読みました。
上巻を読み終えてすぐ買いに行きました。
ぼくには妙なジンクスがあり、上下とか分冊で売られている本を
2冊一度に買ってしまうと、その上巻は、必ず面白くないんです。
そんな目に遭うのはイヤなので、購入は1冊づつ。
そんで購入後、即座に読みました。
結論は、上巻の面白さを2倍したくらい面白かった。
この面白さって何なんでしょうかね。
これはノンフィクションなので、ホントにあった話。
それでも登場人物がみんな真剣に右往左往してるんです。
しかも、小説とかによくありがちなタイムリミットがあり、
そのときまでに何か手を打たないと、破滅しちゃうってシチュエーション。
ハラハラドキドキなんです。
当事者たちにとっては、とてつもなく困難な作業を、
命を賭けるほど熱さで取り組み、
それでも次々に壁が立ちはだかり、いくつかの作業は水泡に。
……で、そんな緊迫のドラマを、
せんべいなんかをボリボリしながら、まったく人ごとで楽しんでいる。
なんだか不謹慎なんだよなって思いながらも、面白がってしまう。
ホント、面白さって何なんでしょうかね。
ということで、今年2010年に読んだ本の中の5つ星作品が1つ増えました。
ちなみに5つ星は今のトコ、この本を合わせて4つ。
残り3つは、『ペンギン・ハイウェイ』『「悪」と戦う』『八朔の雪』です。
リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人 アンドリュー・ロス・ソーキン 加賀山卓朗 早川書房 2010-07-09 売り上げランキング : 38157 Amazonで詳しく見る by G-Tools |