ぼくは、ときどき、お遊びで小説なんかを書いたりします。
そのとき、とってもの面白いのが、
登場人物たちが勝手に動いちゃうこと。
自分が思いもしなかった展開にどんどん進んで行っちゃうんです。
そうなると、ぼくは書いているんだけど、
一読者としてぺこぺこ入力されていく文字を
リアルタイムで読んでいる感じになります。
えっ次はどうなる? なんてわくわくしながら。
で、この『花散らしの雨』。シリーズ2作目です。
1作目はまさしく登場人物が物語りをつくっているようで、
わくわくうるうるの傑作でした。
でも、この2作目は、
登場人物に振り回されずに作者が物語をつくっていた。
ぼくにはそう読めてしまいました。
ちょい残念。
でも、嫌いじゃないです。このトーン。
シリーズは続いているようなので、3作目に期待です。
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