ずっと前から疑問に思っていたこと。
宗教って、
みんなが幸せになる方法を教えてくれるものだといわれてるのに
(いわれてるでしょ。そう思っているのぼくだけかな。
まあ、いいやぼくの独りよがりの誤解でも)、
みんな安らかに生きましょうって教えてくれるものなのに、
その信仰がもとで、
戦争とか争いごとが起きるのってなんでだろう。
その答えみたいなモノがちょっとだけ、
この本を読んで見えた気がしました。
だってすごいんですよ、道元さん。
もしかしたら現代語に訳しているからかもしれないんですが、
違う考え方をしているヤツをけちょんけちょんに貶すけなす。
そんな考え方するヤツは人間ではなく畜生だとかね。
そんなふうにいわれたら、やっぱケンカになっちゃうでしょ。
文書に書いているだけで、
面と向かってはそんなこと言わないかもしれないけど、
言われている当人が読んだら、気分は悪くなるだろうな……。
とはいえ、ぼくが理解できたのはそんな人をけなしている部分などを
含めた全体の約5分の1くらい。あとはやっぱよくわかりません。
でもね。
3巻目まできて、わかってきたことが1つ。
すんなり理解できる部分はあまり興味が持てず、
理解できない部分が面白いってこと。
なんじゃそりゃって気がしますが、
全5巻なのであと2巻。がんばります。
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