2010年9月21日火曜日

理解できちゃうかもしれない。

『現代文訳 正法眼蔵2』(道元著/石井恭二訳)読みました。

日本経済新聞2020年9月18日付の「私の履歴書」からの引用します。
哲学者の木田元さんが大学進学の理由を記した内容です。

「(ドイツの哲学者ハイデガーの『存在と時間』について)
 読もうとしてもさっぱり分からない。
(中略)だが、何か重要なことが書かれていることは分かる。
これは大学の哲学科に入って専門書を読む専門的訓練を
受けなければ読めない本だ(以下略)」

えーと……
ぼくのつたない知識で申し訳ないのですが、
この正法眼蔵は仏教の教えを説いてはいるのですが、
一方で日本最高の哲学書ともいわれているようです。

哲学者の「私の履歴書」を引用したのは、
この哲学つながりがあったから。

何がいいたいかというと、
ぼくにもまったくわからなかったってこと。

だって、
「言葉ってすごく重要だ」みたいなことが書いてあって、
そのあとに
「言葉を発しないことは言葉を云い得ることの真骨頂である」
って結ばれちゃう。

話をしないことが、話すことの本当の姿だっていわれても、
「えっ、ちょっと待って」ってなっちゃうじゃないですか。

自分の理解力のなさに笑っちゃうような感じだったのが、
木田元さんの「私の履歴書」を読んで、少しほっとしたところです。

でも、これ全5巻のうちのまだ2巻目。
もしかしたら3巻目以降は、すすっと理解できちゃうかもしれない。
もしそうだったら、いいじゃないですか。

3巻目、挑戦しちゃいます。


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道元 石井 恭二

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