仕事で環境問題に関する記事なんかを書いているので、
こういった本にも触れておかなきゃいけないなと思い読んでみました。
環境問題に関する記事を書いているといっても、
ぼく自身は専門知識をたくさん持っている人ではないので、
記事の中に自分の意見は書きません。
誰か(主に公共団体)の発表とか報告とかをもとに、
「こんな人がこんなことを報告しました」と書くだけです。
「〝人間の活動によって排出される二酸化炭素の増加で
地球が温暖化していく〟と国連が発表しました」みたいな感じ。
記事を載せるのは環境問題ばかり扱う媒体なので、
この二酸化炭素温暖化のことは、何度も何度も書きました。
でも、この本のタイトルだと、
それが「崩壊」しちゃってるらしい。
そういうことなら、
その「崩壊してるじゃないか」って意見も知っておいて、
その上で記事を書いたほうが、
なんとなく深みが出るだろうと
殊勝なことを考えたんですね、ぼくでも。
で、読み終えて。
いろんな見方や考え方があるんだなってことがわかりました。
温暖化が間違っているって人もいるし、正しいって人もいる。
世の中のほとんどの物事と同じです。
で、ぼくは「こんな人がこんなことを発表しました」的な情報を伝える人。
自分の中で意見を持ったとしても、
それを記事には表しません。判断するのはあくまで読んだ人です。
あっ、それとこの本、
ぼくは少し引いちゃうトコがありました。
著者の人が結構強い調子でいろんな人を批判しているんです。
ケンカが嫌いで仲良しが大好きなぼくは、
そんな文章を読むと、
もういいから止めようよって気分になってきちゃいます。
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