2010年8月13日金曜日

リファイバーフレック

『さようなら、ギャングたち』(高橋源一郎)読みました。

何を今さらっていわれそうですが、
読みました。高橋源一郎さんのデビュー作。

いやいや、わけわかりません。

どれくらいわからないかというと、
昔ぼくが書いた詩みたいなものと同じくらいわかりません。

仕方ないので、その詩みたいなもの以下にコピペしときます。


『リファイバーフレック』

ぼくは、リファイバーフレックが欲しい

だって、みんな持ってるんだもん

クラスで持ってないのは

雄太と畠山くんとウメーダァーと

太郎と隆ちゃんと、ぼくだけ

だから、ぼくはリファイバーフレックが欲しい

すごいんだからリファイバーフレックって

ピカピカでガンジョウですっごく重い

だから、みんな持っている

リファイバーフレック

リファイバーフレック

ねぇ、リファイバーフレック買ってよ

パパは、リファイバーフレックを持っていない

だから、会社で働いてる

持っていれば、きっと働かない

楽しくて、ずっーと、ずっと、夢中になれて、

涙だって、出てきちゃう

パパは知らないだけなんだ

パパに教えても、ちゃんと聞からないから

グニョグニョで、真っ黒で、ふわふわ

だから、みんな持っている

リファイバーフレック

リファイバーフレック

ねぇ、リファイバーフレック買ってよ

ママは、リファイバーフレックを持ってる

だから、あなたにはまだ早いと言う

そんなのずるいに決まってる

ポチもタマもミケもシロもクロも

クッピーもホヨーもみんな持ってるじゃないか

ママがパパを殴れるのは

リファイバーフレックを持ってるからだ

ギザギザでベトベトでいい匂い

だから、みんな持っている

リファイバーフレック

リファイバーフレック

ねぇ、リファイバーフレック買ってよ

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